QNAP NASにopkgリポジトリを追加して、“App Center”以外のパッケージシステムをインストールできるようにします。

QNAPにブラウザよりログインします。その後“App Center” ⇒ ⚙マーク ⇒ クリックするとダイアログウィンドが表示されますので、チェックボックスをチェックして、適用をクリックします。

次に“アプリリポジトリ”をクリック “追加” ⇒ 名前:QNAP EU ⇒ Webサイト にhttps://www.qnapclub.eu/en/repo.xml 入力

これで、新しいリポジトリが追加されました。しばらくするとxmlを読込パッケージリストが表示されますので、“Entware-std 1.0”を検索しインストールします。画面上下記のようになります。

これでQNAP QTSにパッケージ管理システムがインストールされました。Macでアクセスの場合はターミナルからsshでQNAPにアクセスします。Windows10の場合はPowerShellを起動してsshコマンドが使えるか、またはOpenSSHクライアントをインストールします。そのほかTeratarmでもアクセスできます。

[~] # uname -a

Linux TS-119 3.4.6 #1 Thu Jan 9 10:02:48 CST 2020 armv5tel unknown

[~] # getcfg system version

4.3.3

[~] # opkg –version

opkg version dcbc142e51f5f5f2fb9e4e44657e013d3c36a52b (2019-06-14)

QNAPにログインして確認しました。QTSのバージョン表示がおかしいですね。[~] # opkg update; opkg upgrade とりあえずアップグレードしました。取急ぎgitをインストールしてみます。インストール出来ました。

ffmpegを確認します。3.4.7-2バージョンがありますね。

ffmpegをインストールしてみます。

あっさりインストール出来ました。ではネットワークカメラの映像を録画テストしてみましょう。

貧弱なCPUでもあっさり録画できます。720Pでの録画です。

ということで、ffmpegを使うことができました。EntwareをインストールするとQNAPをカスタマイズできますので、ネットワークカメラやWebカメラを自動録画したい時にプログラムすることができます。しかしこのような機能は、App Centerを検索すると監視カメラパッケージを発見することが出来まして、このNASには2カメラライセンスが付属しますので、簡単にカメラ監視を行えます。

App Centerから“Surveillance Station” をインストールします。アイコンをクリックすると、ログイン画面になります。QNAPのアカウント&パスワードでログインします。

カメラ設定を選択して、IPカメラを検索登録します。

ここでもUpnpで自動検索登録されます。簡単ですね。カメラ映像を視聴するにはMacだと専用のクライアントソフトをMacのApp Centerからダウンロードしてください。

NASなのに監視機能まであるなんて、使いこなすと色々出来そうですね。NASを会社と自宅の双方においてビデオチャットなんてことも可能ですよ。今日はこのへんで…