結局、ルータを理解しないと動かないコンピュータに遭遇してもなにも設定出来ない状態になり、社内に接続するとかサーバーを公開するとか以前に、コンピュータになにも指示出来ません。インターネットは無限にルータ接続された世界なので更にその次その次の接続があるわけです。わけわからないという世界が立ちはだかっているのですが、一つ一つ解決しないといつまでも状態は変化しません。ルータを覚えるにはどうしましょうか?体で覚えるしかないと思います。
ということで、僕のところには“DIR-825”というD-Linkという台湾企業の古いルータがありました。たしか台北市の駅近くに本社があったと思います。
このルータをそのまま使っていましたが調子悪いのでそのまま押入れに…でこれをdd-wrtルータにしてみたいと思います。このページを開いても一見なんだかよく分かりませんね。
目的が書かれてありますね。
DD-WRT is a Linux based alternative OpenSource firmware suitable for a great variety of WLAN routers and embedded systems. The main emphasis lies on providing the easiest possible handling while at the same time supporting a great number of functionalities within the framework of the respective hardware platform used.
だそうです。なので、市販されているルータより機能は多いです。
まずここから右にあるリンク“Router Database”をクリックします。すると検索画面になりますので、古いルータを持っていれば、そのメーカーと型番を検索してみてください。検索しなければしばらくするとルータ一覧を表示します。DIR-825を探します。ありましたが2つあります。どちらでしょう?
ルータの型番を見るとシールにVer.B1となっていました。なのでこちらを選びます。クリックすると次のページに遷移します。
DD-WRT該当のファームウェアがアップされています。“factory-to-ddwrt_WW.bin”をダウンロードします。6.3MB程度のファームです。
さて、ファームウェアを入替えます。DIR-825は結構面倒です。まず初期化して、そのあとにダウンロードしたファームをアップロードして更新します。DIR-825の初期化は電源ケーブルの左隣りに小さいボタンがあります、クリップを伸ばしたりして、これを電源挿したあと20秒程度押し込みます。するとフロントのPowerランプが点滅します。これで初期化完了です。
LANでPCなどと接続して、
1.IPアドレスを192.168.0.10/24などに固定します。
2.ブラウザからhttp://192.168.0.1にアクセスします。
初期化画面が出力されます。
しばらく待つと更新され再起動します。パソコンのIPアドレスをDHCP設定に変更します。そして、ブラウザからhttp://192.168.1.1にアクセスします。
更新されました。お疲れさまです。
これで、基本設定、無線設定、VPN設定など一通り確認できます。ストレッチするように継続して設定してみましょうか。