テレワークを実施するにあたり、社内情報をどのように扱うかは日頃から考えて実践していないとすぐには情報共有出来ません。当たり前ですが、どのように行うかWindowsPC中心だとWindows storage serverでファイルサーバー構築してファイル共有なんかが普通でしょうか。

僕は“玄箱”LinuxBoxからNetwork-Attached Storage NASを利用していましたので、どうもWindows系はお金もかかるし機能が限定されるので、Linux NASを選択しました。当初は“玄箱HG”が終了するとのアナウンスがあったので、次のNASはどこのメーカーにすればいいかな?ということで色々ネットで探していると似たような製品を見つけました。実は“玄箱”で提供していたホテル向CS放送用チューナーの映像を“玄箱+エンコーダ”でmpeg2tsキャプチャーして、LAN経由で再配信するシステムを更新しなければ行けなかったので、このカスタマイズできるNASを探していました。それはQNAP製のNASで出来たのです。しかし、“玄箱”よりもさらにセットアップが難しくなりましたね。QNAPのOSはDebianベースでメーカー独自に変更していて、BusyBoxも使っています。これをフルのDebianにカスタムする改造をしていました。Debianパッケージシステムを使いたかったので…

現在はQNAPではカスタマイズしていません。そのままBusyBoxを使って運用しています。QNAP のファームウェアはQTSと言います。非常に機能がありなかなか使いこなせません。なので、自己学習も兼ねて、このQTSをテレワークで使い情報共有の方法をご紹介したいと思います。

QTSに入る前に、FreeNASってご存知ですか?これはFreeBSDベースのNASシステムでファイルシステムはZFSを使っています。非常にコンパクトなファームウェアで、USBメモリでも動きます。このFreeNASの機能でjailというサービスがありますが、LXCなど今ではDocker使われていますが、コンテナの先駆けです。各種LinuxOSが動作しますので、簡単にLAMP公開可能なので、Webアプリ開発に向いていますね。

一時これをベースにNASを提供していましたが、機能的にQNAPに劣っていましたので、QNAPを勧めるようになりました。もう7年ほど前の話です。FreeNASのプロジェクトも進化しているようですので、このNASシステムもテレワークで活躍できそうです。⇒