前回でNTTのホームゲートウェイのルータ機能にVPNを設定してみました。自宅にいながら社内LAN環境にアクセス出来たわけですが、ルータと一言に言っても要素技術が多く体で覚えられないくらいありますので、すぐに忘れます。コンピュータとデジタルな世界はどんどん進化していますので、毎日覚えることが多いですね。用語だけ覚えても使えません。それぞれ歴史があり日々新しいライブラリなど追加されている分野です。このルータ装置にはWiFiなど無線技術が追加されさらに複雑になっています。ここ最近では無線にもWiFiメッシュネットワーク技術も開発されています。ということで、複雑なWiFiルータを簡単にQNAPと連携させCloudに接続してみる方法を考えたいと思います。QNAPにブラウザからID&PWを入力してログインします。

“myQNAPcloud”をクリックします。下記の画面はQNAPのCloudサービスにユーザー登録を行ったあとの画面になります。新規で起動するとユーザー登録ウィザードが起動しますので、画面に沿って登録を行います。すべて完了すると登録メールが来ます。

QNAPと同一のLANにある上位ルータの設定からUpnp設定をONにします。僕の環境はdd-wrtをベースにWiFiルータをカスタマイズしていますので、UpnpがONになっています。このアプリケーションからCloud登録されると、すぐにQNAP NASで利用されるアプリケーションのポートがdd-wrtルータに反映されます。めちゃくちゃ簡単です。

ルータ管理画面からは一切設定画面に触れずサーバーの公開設定がされました。

あまりにも簡単すぎる仕組みだとまったく理解しなくなります。僕らのような提供する側が最初からこの仕組を利用すると非常にまずいです。頭と体を使って、最初は覚えるようにしましょう…自動化されるのもどうかと思いますね。

このように最近のNASはファイル共有だけにとどまらず、WiFiネットワークやルータ機能などを追加できる仕組みを搭載しています。実はまだまだ機能豊富なんです。ネットワーク公開を中心にまずは紹介しました。

次はサーバーベースのアプリケーションのお話に移りたいと思います。まずは僕の使っているQNAPはTS-119でかなり古いので、ターミナルでログインして確認してみます。

ARM CPUなのはわかりますね。それで、CPUを検索してみると、SheevaPlugと出てきました。2009年当時有名だったカスタム可能なルータでした。それで使われているCPUと同じモノですね。かなり貧弱ですがファイルサーバーではまだまだ使えそうです。

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このQNAPですが、以前のファームウェアだとOPKGパッケージ管理システムが使えて結構カスタマイズ出来ました。今はどうかなと思い調べるとここの記事にOPKGを使う方法がアップされています。これを参考にインストールしてみたいと思います。

続きは次回にします。